レーザー学会は1973年にレーザーとその応用技術の研究開発の促進とその発展普及を目的として発足いたしました.以来、我が国唯一のレーザー関連学術情報交換機関として活発な活動を続けております.
1960年,T.H.Maimanによるルビーレーザーの発振成功によって、高品質で制御可能な全く新しい光「レーザー」が出現しました.その後レーザーは加工,情報電送・記録,光通信,計測,医療といった先端産業分野に急速かつ幅広く採用され,今や各種産業を支える基幹技術として無限の発展の可能性を秘めた実用期を迎えています.日常生活の中でも光ディスク,レーザープリンター,レーザーメス,スピードメーター,ホログラフィー,その他の機器を通じてレーザー技術はますます身近なものになってきました.さらに同位体分離,レーザー核融合などの高出力レーザーの応用分野でも積年の研究開発が著しい進歩をもたらし,実用レベルに近づいているものもあります.このような時代に,レーザー学会はレーザー関係者の共通の広場としてレーザーの多岐にわたる学術的な開発、発展のために貢献したいと念願しています.
多くの方々の入会を歓迎いたします.